Question
パーパーバックを読んでいて出くわすのが時制の一致の問題です。例えばI haven't realized you looked on me with such deep suspicion.という文章があります。これの時制をひとつ現在に戻すと I realized you look on me such deep suspicion..となると思いますが、これは現在もdeep suspicionを持っているので現在形になっているのでしょうか。それとも、I haven't realized you look on me such deep suspicion.を一つ過去に戻したものなのでしょうか。

Answer
I haven't realized (that) you looked on me with such deep suspicion.
君がそんな疑いの目で僕を見ていたなんて(いままで)気がつかなかったよ。

「今まで気がつかなかった」は過去から現在までのことだから現在完了形で表します。「疑いの目で見ていた」も過去から現在までのことだから,これも理屈的には have looked と現在完了形にすべきところです。しかし,you looked on ... 部分の文は haven't realized という述語動詞の目的語に置かれています。述語動詞で現在完了形を用い,その目的語部分の文中がさら
に現在完了形になる場合,後者の現在完了形は単純過去形に置き換えられる傾向があります。だから looked となっているわけです。一般にネイティブは「have [had] Vの過去分詞形」の繰り返しを嫌がる傾向があります。



Question
Look at the boy. He is swimming.

これを1文にまとめる問題です。
単純に Look at the swimming boy.--1
とする解答以外に、関係代名詞を用いて
Look at the boy who is swimming.--2
と答える生徒がいました。

関係代名詞を使ったこの文は正しいでしょうか。

関係代名詞を使う文と分詞を使う文とを説明する際に、分詞の前に関係代名詞とbe動詞を補うとわかりやすくなると教えています。また、逆に言えば、関係代名詞とbe動詞を外せば分詞の文になるとも伝えています。しかし、その場合2の文がうまく説明できなくなってしまいます。

Look at the boy swimming.--3

中学生にどのように教えれば良いか、ご伝授願えれば幸いです。

Answer
これは困った問題です。 というのは,正しい解答として教えていらっしゃる the swimming boy 自体が不適切な表現だからです。

一般に,「現在分詞+名詞」という形は,その名詞を細分化してそのタイプを述べる役目をします。例えば,a flying fish なら「今,飛んでいる最中の魚」ではなく「飛ぶタイプの魚」=「飛び魚」になります。 これを the swimming boy に当てはめると,「水泳するタイプの少年」とか「水泳少年」という意味(不明)の表現になり,また,この表現での swimming は必ずしも 「今泳いでいる」 とは限りません。

「今〜している最中の<名詞>」という意味を作る場合は,「<名詞> Ving (+副詞)」という形にするか,進行形を用いた関係代名詞節で名詞を後から修飾します。

「あの泳いでいる男の子を見て」 (*「あの」は「あそこで」と考えてよい)
× Look at that [the] swimming boy.
Look at the boy swimming over there.
Look at that boy, swimming (over there).
Look at the boy that [who] is swimming over there.

×の文は日本の(中学・高校の)教育現場では正しいと教えられているのでしょうね。手間がかかっても正しいことを教えてあげるべきだと思います。



Question
ある企業の英語レベルチェックの問題の中に、以下の問題がありました。

(   ) in New York city in 1870, the Metropolitan Museum displays art from nearly every period and every country in the world.

 A. Found
 B. Being found
 C. Being founded
 D. Founded


C.Being founded と回答したところ、正解はD. Founded との事です。受動態の分詞構文なので、C.Dどちらでも可能かと思うのですが・・。何かCではいけない理由があるのでしょうか。


Answer

Founded in New York city in 1870, the Metropolitan Museum displays art from nearly every period and every country in the world.
(1870年にニューヨークに設立されたメトロポリタン博物館は、ほぼ全ての世紀と世界のほぼ全ての芸術を展示している。)

being Vp.p. という形は,「以前にVされた」という意味にならず「Vされている最中」という意味になります。よって,設問の文で,Being founded とすると「現在設立されている最中の」となり意味を成しません。つまり,分詞構文における being Vp.p. という形は,述語動詞の時制(設問で言えば displays の時制である現在形)と同じ時点における進行中の状況を表すのです。

この理由から、以下の文でも,Born を Being born とすることはできません:

Born in Berlin in 1931, Graham fled Nazi Germany during World War II.

(1931年にベルリンで生まれたグラハムは第二次大戦中にナチスドイツから逃げ去った。)



Question
SPECULATION で頭をかかえています。
特に、could, can't, couldn't, の使い方と時制で混乱してます。
英会話スクールに通っているのですが、先生は皆、ネイティブなので細かいところを質問できないんです。

Answer
could は can の過去形ですが,過去を表すことは希です。たいていは can の意味内容をより控えめな口調で述べたり,想像しながら述べたりする場合に用います。

can には「できる」と「あり得る」という2つの意味があります。よって,否定形の can't は「できない」と「あり得ない(=はずがない)」という2つの意味をもちます。

could は「できるだろう」と「あり得るだろう」。couldn't は「できないだろう」と「あり得ないだろう(=はずはないだろう)」という意味で,いずれも(過去を示す文脈がなければ)現在や未来の事柄を表したり,また特定の時を表さない一般論を述べるのに用います。

 You can do it.
 (君にはそれができる)

 You could do it.
 (君には/君ならそれができるだろう)


 It can happen any day.
 (それはいつ起こってもおかしくない)

 It could happen any day.
 (それはいつ起こってもおかしくないだろう)


 It can't be the whole story!
 (ただそれだけの話だなんて,そんなことあり得ない)

 It couldn't be the whole story.
 (ただそれだけの話だなんて,そんなことはあり得ないだろうに)


ちなみに,「あり得なかった(ろう)」「しなかったはずだ」と,過去のことを言いたい場合は,これらの助動詞の後に「 have+動詞の過去分詞」を付け足します。

 She can't have said that.
 (彼女がそんなことを言ったはずがない)

 She couldn't have said that.
 (彼女がそんなことを言ったはずがなかろう)


Question
1) I don't sometimes eat breakfast.
2) I sometimes don't eat breakfast.

上記の1)、2)のいずれが正しいのでしょうか。それとも他に正しい文があるのでしょうか?


Answer
2) が正しいです。

sometimes や usually といった頻度[回数]を表す語を用いて,「時々〜しない」,「たいてい〜しない」 という意味を作る場合,これらの語を否定語(don't, can't など)の前に置き,「sometimes / usually + 否定語」の語順で表します。

  I usually don't eat breakfast.
  私はたいてい朝御飯を食べない。

  Life is usually not as easy and neat as you think.
  人生はたいてい,君が考えているほど順風満帆ではない。

always も頻度を表す語ですが,「いつでも〜しない」という意味にする場合は,「always+否定語」の語順にせず,一語の副詞である never を用います。

  I never eat breakfast.
  私はいつも(毎日)朝御飯を食べない。

always の場合は少し特殊で,「否定語+always」という形が成立し,「いつでも[常に]〜というわけではない」という不完全な否定(=部分否定)を表します。

  I don't always eat breakfast.
  私はいつも(毎日)朝御飯を食べるわけではない。


◆「部分否定」に関する詳しい説明は ALL IN ONE をご参考に。


Question
ある学習参考書に掲載されていました下記の英文について,なぜそのような和訳になるのか解りません。是非ご教示の程,よろしくお願いします。

英文:
You might end up liking some things you never dreamed you would.

和訳:
「あなたは夢にも思わなかったようなことを好きになるかもしれません。」

この文は会話の中から,引用した口語体の文であります。
最後の「you would」について文法から見た観点で教えて頂ければ,幸いです。

Answer
dream という動詞が,ここでは dream (that) S will V … (SがV…するだろうと夢に思う)という形で用いられています。S will V … 部分は,(dreamed した時点から見て未来のことなので) S would V … となっています。would の後には(繰り返しとなる動詞の) like が省略されています。省略せずに書き改めると以下になります:

 You might end up liking some things (that) you never   
 dreamed (that) you would (like).

 あなたが(未来において)好きになるだろうなどと夢にも思わなかった
 ことを,あなたは好きになるかもしれません。


 *1番目のthatは関係代名詞の目的格。先行詞は some things。


関係代名詞節であっても繰り返しとなる動詞は(助動詞を残す形で)省略ができる、ということを覚えておきましょう。


Question
これはある映画のセリフです。

That's one thing about Harvard never seizes to amaze me, everbody's talking about school all the time.

訳は 『これだからハーバードには驚きがないんだ。みんな学校の話ばっかり。』 でした。

質問というのは、Harvardとnever の間にthatやwhichなどの関係詞が入るべきでは? ということです。よく映画などで関係詞があるべき場所にないという文を見かけますが、これは口語英語の特徴でしょうか?

Answer
その通りです。関係代名詞の主格(who, that, which)は(省略すると文の構造が崩れるため)省略できませんが,以下のような場合には口語で省略されることがあります:

 <a> It [This, That] is 先行詞 (who, that) +動詞

 <b> There is 先行詞 (who, that) +動詞

<b>の例:

 There is nothing can be done about it.
 = There is nothing that can be done about it.
 (それに関しては何もできることはない)

ご質問の文は <a>のパターンに該当しますが,<a>であれ<b>であれ,文頭の It [This, That, There] is の部分の意味が弱く,これらを省略しても大意が損なわれないことがわかります。例えば,<b>の場合,There is を省略し,Nothing can be done about it. としてもあまり意味は変わらないし,ご質問の文も,That's を省略して,One thing about Harvard never ceases to amaze me. としても大差はありません。それゆえ主格の関係代名詞が省略されても違和感がないのでしょう。


Question
時制がよくわからないのですが、Is Mr. Yamada in tomorrow? は、Will Mr. Yamada be in tomorrow? といえますか。違いはありますか?
また、「今日、何かすることがありますか」を英訳すると Do you have anything to do today? では、明日ありますか?は、Will you have anything to do tomorrow? となるのでしょうか。

Answer
未来のことが現在形で表されているのは,それが既に現時点で(=現在において)決まっている予定だからです。

Is Mr. Yamada in tomorrow? (山田さんは明日出社する(ことになっている)のですか?) が現在形で表されているのは,明日の出社の予定が現時点(=現在)で既に決まっているものだからです。Will Mr. Yamada be in tomorrow? とした場合,現時点ではまだ決まっていない状況で,「山田さんは明日出社することになるのだろうか?」と予想をしているように聞こえます。

同様に,Do you have anything to do today? も,現時点での(既に決まっているであろう)相手の予定を尋ねています。ですから,today が tomorrow になっても同じで,Do you have anything to do tomorrow? になります。これに対し,Will you have anything to do tomorrow? とした場合,まだ明日のことがわからない状況で「明日何かすることになるでしょうか?」と相手に明日のことを予想させている感じに聞こえます。

下記<a>は,現在形で表されています。搭乗時間はあらかじめ決まっています。現在既に決まっていることを相手に尋ねているので現在形になっています。一方,下記<b>では,will が使われています。到着は天候その他の要因から現時点では確定的に「何時に」とはいえない。だから現在形にせず,予想として will を用いています。

 <a> What time do you start boarding?

    搭乗時間は何時ですか?

 <b> What time will we arrive in New York?

    ニューヨークには何時に到着するのでしょうか。


Question
Tom could not find the proper word with which to account for the situation.

which は、関係代名詞?それともなにか(主語)がないのでそれが省略されているのでしょうか?

Answer
which は関係代名詞です。関係代名詞の後には必ず文が来る,とは限りません。
with which 以下は word を修飾する形容詞句で,to account for ...は「...を説明するための」という to不定詞の形容詞用法です。
以下の形を覚えておきましょう:

  名詞 前置詞 which to V原形

この表現は,戻り読みをせず,スラッシュで区切り前から意味を取れば理解しやすくなります:

  名詞/前置詞 which/to V原形

  「名詞/すなわちそれ<前置詞>/Vするための」

2つの例で確認しましょう:

【例1】
the proper word / in which / to account for the situation
適切なことば/すなわちそれ(=そのことば)を使って/その状況を説明するための
→その状況を説明するための適切なことば

【例2】
sites / on which / to build waste disposal centers
用地/すなわちそれ(=その用地)の上に/ゴミ処理場を建設するための
→ ゴミや産業廃棄物を処理するための用地
(◆ ALL IN ONE [104]の例文を引用)


Question
英文:The man who I thought was dead stood up suddenly.
訳文:「私が死んでいると思った男が突然立ち上がった。」

文中の[I thought]は挿入句であるとも考えました。ただ,[think]で似たような使用法を探したのですが,ロイヤル英文法,英和中辞典には[do you think]の挿入句の記述のみです。挿入句は平叙文化したり,過去形[think->thought]にしたり,人称[you->I]を変えたり,等々,自由に使用してかまわないのでしょうか? また,ネイティブは自由に変化させて使っているのでしょうか?

Answer
自由に(適当に)「主語+動詞」を置いているわけではなく論理的な必然性があってのことです。以下の2つの例で解説してみましょう。

(a) The man / who / I thought / was dead / suddenly stood up.

 男/この男は/私は(次のように)思った/死んでいると/突然立ち上がった。

上記の who は主格(=主語)の関係代名詞です。主格(主語)の関係代名詞の後には「主語の欠落する文」が置かれます。thought と was の間に「主語」が欠落しているのがわかると思います。より詳しく言うと,thought は「think (that) S + V ...」と,後に文が取れる動詞であり,その文の主語が欠落しているわけです。ですから「関係代名詞+(S)+(V)+V…」という構造では,(V)が必ずthat節(=that S + V ...)の取れる動詞でなければならないということです。

◆より詳しい解説と例文は,ALL IN ONE [234]〜[236]をご覧下さい。

(b) Do you know who killed Maria?
   
  誰がマリアを殺したのか知っているかい?

この文は know(…を知っている)という他動詞の目的語に,(間接)疑問文の who killed Maria が置かれています。

(b') Who do you think killed Maria?

  × Do you think who killed Maria?

   誰がマリアを殺害したのだと思う?

この文では who が文頭にきています。この文を,(b)と同様に,Do you think who killed Maria? とせず,who が文頭に置かれているのにはわけがあります。「誰がマリアを殺したのだと思う?」という意味内容は,Yes/Noで答えられません。具体的に「誰が?」と尋ねているからです。このように具体的な答を問う疑問文は,疑問詞(ここではwho)が文頭に「引っぱり出される」ことになるのです。

◆この点に関する解説も,ALL IN ONE の[203]に載っていますのでご参考に。


Question

 When is good for you?

は、文法的に可能なのでしょうか?
口語では何気なく使用してしまいそうですが、ふと考えたら分からなくなってしまいました。

Whenが名詞で、主語の役割をしているのでしょうか?
Whatやwhoとちがい、疑問副詞だとすると、助動詞+Sが必要なのではないでしょうか?

Answer

 When is good for you?   (いつが都合いい?)

 When would be good for you? (いつが都合いいでしょうか?)

when は副詞であって名詞ではありません。主語になりえるのは名詞ですから,上記の文は(主語になり得ない when を主語にしているという点で)文法的には不適切です。 しかし実際には,相手の都合を尋ねる言い方では最もよく用いられます。

都合を尋ねる表現では when は主語の代わりができると考え,文法的なアプローチをしないで下さい。

口語表現では,文法的な理解ができないものが少なくありません。逆に,この文に主語をつけて,When is it good for you? とすると it の指す内容が何かわからず,かえって混乱を引き起こすのでよくありません。 だからこそ When is good for you? とするわけです。

上記の文の good を 同じ意味の convenient に変えてもかまいません:

 When is convenient for you?

 When would be convenient for you?

ちなみに,convenient を使う場合は, it という主語を置いても,それが状況を表すということが了解事項となっているので問題ありません:

 When is it convenient for you?
 (いつ(状況が)あなたにとって都合いいですか?)

また,場所を表す where も副詞ですが,when と同様,相手の都合を聞く場合には主語の代わりをすることができます:

 Where would be convenient for you? 
 (どこが都合いいでしょうか?)


Question
英語学習のホームページに下記のような文章がありました。

和訳: 最近の気温はちょうどよいけれど、とても寒い時もあります。
英訳: Lately the temperatures have been really nice, but
  there have been times where it can get quite cold here.

高校英語では、時を表わす先行詞の後の関係詞は「when」と習いましたが、上記の文章では「times」の後に、場所を表わす「where」が使われています。このような場合、「where」はどのような理由で使われているのですか? わからないので教えてください。

Answer
関係副詞節の when ...は「その時...」という感覚。where ...は「そこで...」という感覚で理解して下さい。この感覚で以下の2文の意味を取ってみましょう:

(a) I can't think of any time when I've been angry with Ann.
 私にはいかなる時も思い浮かばない/その時,私がアンに腹を立てたという。

(b) I can't think of any time where I've been angry with Ann.
 私にはいかなる時も思い浮かばない/そこで,私がアンに腹を立てたという。

上記(b)の書き方を推薦しませんが,間違いとは言えません。ネイティブスピーカーが実際に使う語法です。なぜ,ここで where を使っているかは,上記の訳を見ればわかると思いますが,where(そこで...)を使っても意味に特に違和感がないのです。
whereは「場所」を表すことばですが,「場所」と似た意味である situation(場面,状況)も先行詞にします。この「状況」という意味の延長線上に occasion(場合)や time(時)があります。上記の(b)では,話し手は time を「場面,状況」という感覚で捉えているのです。

この理由から,先行詞の中には以下のように when と where の両方で受ける例が見られます:

time(s)(時):
when で受けるか,省略するのが一般的だが,where で受けることもある。

occasion(場合):
when で受けるのが一般的だが where で受けることもある。

stage(段階):
where でも when でも受ける。

Lately the temperatures have been really nice, but there have been times where it can get quite cold here.
最近,気温はとても穏やかです。しかし,時もあります/そこでは(=その状況・場面では),気温がかなり冷え込むという。

Question
次の文を分詞構文にせよとの問題です。

 As soon as the bell rang,all the students sat at their desks.

この答えとして The bell ringing, all the students sat at their desks.にすべきか、The bell rung, all the students sat at their desks. にすべきか判断がつきません。

ringには「鐘がなる」という自動詞と「鐘を鳴らす」という他動詞があるのでどちらでもよいように思うのですが。宜しくご指導ください。

Answer
ご質問の文を分詞構文に置き換えて同じ意味にすることは出来ません。分詞構文で用いられる分詞(=動詞の進行形と過去分詞)は,基本的に述語動詞と同時点の状況を表します。従って,置き換えた例の1番目,
 The bell ringing, all the students sat at their desks.
は,「生徒達が席についた」という内容を述べ,さらに「この時ベルが鳴っていた」という状況説明を付け加えた文です。つまり「ベルが鳴っている中で,生徒達は席に着いた」という意味です。

as soon as, when, after などの接続詞を無批判に分詞構文で置き換えるという行為は英語の語感を鈍らせることになるので,やめた方がよいと思います。

分詞構文の分詞は,「…して」「…であり」「…しながら」という同時点での背景補足を表すという分詞構文の基本をきちんと身につけておきましょう。

また,2番目の置き換え例は能動態を勝手に受動態に変えてしまっているところにそもそも問題があります。つまり,「(ベルが)鳴った」と「(ベルが人によって)鳴らされた」とではニュアンスが異なるのです。前者が「ベルが鳴った」という事実だけを述べるのに対し,後者は「ベルが鳴らされた」つまり「ベルを鳴らした人間」の存在を聞き手に意識させています。「ドアが開いていた」と「ドアが開けられていた」とではニュアンスが異なりますよね。 前者が客観的な事実を述べているのに対して,後者は,「誰かが開けた」という行為者を聞き手に意識させています。

能動態と受動態の相互変換は,ニュアンスの違いを承知した上で行わないと,無批判に置き換える練習を繰り返していると言語感覚が養われません。

 Frank sat up, a faint alarm bell ringing in his head.

 フランクは立ち上がった。この時彼の頭の中でかすかにアラームの音が
 鳴り響いていた。


* sat up と ringing は同時。


Question
an FBI agentの冠詞の使い方について質問です。FBIがない場合、つまり an agentなら分かるのですが間にFBIが入っても anのままなのでしょうか?
現在、非常勤でですが中学生に英語を教えているため、小さな事なのですが気になってしまいました。 教えていただけたら幸いです。

Answer
FBI (エフビーアイ)の F(エフ)は「エ」だから母音です。よって,
a FBI agent ではなく,an FBI agent になります。以下を例もご参考に:

●子音字だが発音は母音になる例:

 an SOS (S は「エス」だから母音)
 an MP (M は「エム」だから母音)(MP = Member of Parliament(英国議員))


●母音字だが発音は子音になる例:

 a European (Eu は「ヨ」だから子音)
 a university (u は「ユ」だから子音)
 a UFO (U は「ユー」だから子音)


Question
Simple is best. と Simple is the best. はどちらが正しいのでしょうか?
best が最上級であるならば、the が必要な気がするのですが、theが付かない形を耳にすることが多いように思うのです。よろしくお教え下さい。

Answer
文法的にはどちらも可能ですが,このことばの意味内容を考えれば,Simple is best. とすべきです。

おそらく,「最上級の前には the がつく」 という規則を暗記したのだと思いますが,元々the は名詞の前に置いて,その名詞が「唯一のもの」「一つしかないもの」だということを表すことばです。「これは一番のワインだ」という場合,「一番のワイン」は「唯一のもの」「一つしか存在しないもの」なので This is the best wine. となるわけです。しかし,以下のように最上級の後に名詞を伴わない場合は,この「唯一のもの」という感覚が薄れます。従って,the best より,best の方が好まれます:

 Which wine is best? (どのワインが一番いいですか?)

但し,「最上級+名詞+of ...」の形で 「…の中での一番の<名詞>」 とする場合,(重複を避けるために)「名詞」が省略されますが,「of ...」 が前に名詞が存在することを強く印象づけるために the を省略しないほうが自然です:

 これは彼らのワインの中で一番のものだ。
 ○ This is the best of all their wines. (best の後に wine が省略)
 △ This is best of all their wines.


Question
こんにちは。学校で未来を表す言い方を習いました。
そこで近い未来を現在進行形で表すことができると習います。
例えば次のような状況があったとします。ある場所に自分が行った時そこに知り合いがいて自分に気づき“何か飲む?”と聞かれ自分は“何も要らないよ。
すぐに行く(出ていく)から”と言うとします。これは I don't need a drink. I'm leaving.みたいにいえるのでしょうか? よろしくお願いします。

Answer
 I'm leaving.
 (今出発するところだ)

 I'm coming.
 (今からそっちへ行くよ)

 It's arriving.
 (まもなく到着です)

 It's dying.
 (それは死にかかっている)

 It's going, going, going, gone.
 (入るか,入るか,入るか,入った!(ホームラン))

上記の例のように現在進行形は「…しかかっている」「まもなく…する」という意味で用いられます。従ってご質問に対する答は Yes です。

同じ進行形の仲間である「be going to 動詞の原形」は,現在進行形ほど「差し迫った」ニュアンスがなく,時間的により未来の出来事,という感じがします。

 I'm leaving.
 (今出発するところです)

 I'm going to leave. 
 (やがて[まもなく]出発します




【CONTENTS】

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